シュルテ表とは?
やり方・期待できる効果・上達のコツ
5×5のマスにバラバラに並んだ数字を、1から順に探してタップしていく——それだけなのに、やってみると驚くほど頭を使う。集中力トレーニングの定番「シュルテ表」を解説します。
シュルテ表とは
シュルテ表(シュルテテーブル/Schulte Table)は、ドイツの精神科医ヴァルター・シュルテが考案したとされる注意力の検査・訓練用の表です。5×5などの格子に1〜25の数字がランダムに配置され、1から順にできるだけ速く見つけていくのが基本ルール。速読トレーニングや集中力トレーニングの現場で、古くから使われてきました。
ルールが単純で、道具も紙とペンがあれば作れる手軽さも魅力。当サイトのシュルテ表ゲームなら、3×3から7×7まで自動生成でき、タイムも自動計測されます。
期待できる効果
- 集中の持続:数字を探し続ける間、注意をそらさず保つ訓練になります。
- 視野を広く使う練習:上達のカギは、視線をあちこち動かすのではなく「周辺視野」で数字を捉えること。この“広く見る”感覚は速読の練習でも重視されます。
- 探索のスピード:続けるほど、目標を見つけるまでの時間が短くなっていきます(練習効果)。
正しいやり方
- 視線を中央に置く:表の中心をぼんやり見つめます。
- 目を動かしすぎない:数字を1つずつ「読む」のではなく、視野全体で「浮かび上がらせる」イメージ。
- 1から順にタップ:見つけたら即タップ。迷ったら中央に視線を戻す。
- タイムを記録する:毎回同じ条件で計測し、変化を楽しみます。
紙で自作する方法
アプリがなくても、紙とペンがあればすぐ作れます。
- 5×5のマス目を書く(1マス2〜3cmが目安)
- 1〜25の数字を、順番が偏らないようにバラバラに書き込む
- 表から30〜50cmほど離し、視線が中央にくる高さに置く
- ストップウォッチを用意し、1から順に指でさしていく
紙のシュルテ表は、同じ表を繰り返すと配置を覚えてしまうのが弱点です。数枚を作り置きしてローテーションするか、毎回配置が変わるゲーム版と併用するのがおすすめです。
やりがちな3つの間違い
- 1行ずつ目で読んでしまう:左上から順に読む探し方は、盤面が大きくなるほど遅くなります。周辺視野を使う練習という本来の目的からも外れます。
- 顔を近づけすぎる:画面や紙に近づくと視野に表全体が入らず、目を動かすしかなくなります。少し離すだけでタイムが縮むことがあります。
- 毎日限界まで続ける:目と集中を酷使する課題です。1日1〜2回にとどめ、疲れている日は盤面の小さい難易度に下げてください。
レベル別・目安タイム(5×5の場合)
| タイム | 目安 |
|---|---|
| 40秒以上 | はじめてなら普通。まずは完走を |
| 30〜40秒 | 平均的。周辺視野を意識してみよう |
| 20〜30秒 | かなり良い。視野が広がってきた証拠 |
| 20秒未満 | 上級者レベル |
※あくまで一般的な目安です。パソコンとスマホでは操作速度が変わるため、同じ端末での記録更新を目指すのがおすすめです。
盤面サイズ別のランク基準(脳トレ道場)
当サイトのシュルテ表ゲームでは、盤面ごとにランク基準を設けています。お手つきは+2秒として加算されます。
| 盤面 | S | A | B |
|---|---|---|---|
| 3×3(1〜9) | 6秒以下 | 9秒以下 | 14秒以下 |
| 4×4(1〜16) | 14秒以下 | 20秒以下 | 28秒以下 |
| 5×5(1〜25) | 28秒以下 | 38秒以下 | 52秒以下 |
| 6×6(1〜36) | 48秒以下 | 62秒以下 | 82秒以下 |
| 7×7(1〜49) | 75秒以下 | 95秒以下 | 125秒以下 |
まずは4×4でBランク(28秒)を安定させ、そこから5×5へ進むのがおすすめの順序です。盤面が1段大きくなるとマス数は1.5倍以上になるため、タイムも大きく変わります。
よくある質問
毎日やったほうがいいですか?
短時間なら毎日でも構いませんが、目と集中を使うため1日1〜2回で十分です。疲れ目を感じたら間隔をあけてください。
タイムが縮まなくなりました
探し方が「目で追う」ままになっている可能性があります。視線を中央に固定する練習として、あえて小さい盤面でゆっくり試してみてください。フォームが変わるとタイムも動き出します。
子どもでもできますか?
3×3や4×4なら数字を読める年齢から取り組めます。タイムを競わせるより、最後まで順番どおりに押せたことをほめる使い方がおすすめです。
上達のコツ3つ
1. 「探さない」で「気づく」
視線をジグザグに走らせて探すのは実は遅いやり方。中央に視点を固定し、目標の数字が視野の中で「ふっと浮く」のを待つ感覚を練習しましょう。最初は難しくても、続けると必ず感覚がつかめます。
2. 小さいサイズから段階的に
いきなり5×5がきつければ、当サイトのゲームで3×3・4×4から。逆に5×5が20秒を切ったら、6×6・7×7へ。「ちょっと難しい」を保つのが上達の近道です。
3. 疲れているときはやらない
シュルテ表は集中の状態がタイムに正直に出ます。タイムが急に悪い日は、睡眠不足や疲れのサインかもしれません。休むのも脳活のうちです。